Pushの主導権を握る重要性とは?【メリット】
はじめに
今回はレーンでのPushの主導権を握ることでのメリット、相手に握られることでのデメリットについて触れていきます。これを知ることで主導権を握った際でのその活かし方を考えることができます。
Pushの主導権を握る重要性とは?【メリット】
Pushの主導権を握ることで様々なメリットがあります。1つにまとめてしまえば相手より早く行動できるということがです。多くの人が理解しているのはこの相手より早く行動できる、でしょう。Pushの主導権を握ることで相手よりも先にPushすることができます。先にこちらがミニオンを処理してしまえば、こちらのミニオンが残り、相手はミニオンの攻撃を受けたくないと考えるので基本的に下がります。そして数秒間相手はタワー下でミニオンを処理するのに手一杯になり、一方で自分は処理するミニオンもいないので、様々な行動を相手よりも先に取ることができます。1番思い浮かべやすいのはRoamでしょう。しかしRoamを行いやすい、といったこと以外にも様々なメリットがあります
- 相手よりも早く寄れる
仲間のJunglerが相手のJunglerやROAMしているチャンピオンに遭遇した際、主導権を握っている側が先に戦闘に参加することができます。特に序盤はチャンピオンのHealthも少ないので、数秒の寄りの速さが勝負の分け目となることが非常に多いです。なので主導権を握ることで自分にキルが入る可能性を増やすことができ、また仲間のJunglerも”先に寄ってくれる”という安心感ができると相手のJungleや川に非常に入りやすくなります。
- ダメージトレードの面で有利を取りやすい
上記でも少し触れましたが、Pushの主導権を握ることで相手はタワー下でCSを取らざるを得なくなる場合が多いです。タワー下でのCSはチャンピオンにもよりますが全てを取ることは難しく、ミニオンをAAなどをして微調整しなければなりません。そういった時に隙ができるので、スキルやAAでハラスをすることで有利をとることができます。こういった戦術は相手のJunglerが自分のレーンにGankに来る危険性が低い、RoamやRecallをしてもあまり意味がない場合に有効です。
- 視界の面で有利を取れる
これは最初に触れた相手よりも早く寄れる、に少し似ています。Pushの主導権を握ることができれば、先に自分が動ける状態になります。そういった場合に相手の森にWardを置いて相手の位置、特にJunglerの位置を知ることができたり、相手のビジョンワードやゾンビワードを破壊することで、相手の視界を奪い誰がどこに向かったのか、何を狙っているのかを分かりにくくする、といった情報量での有利を取ることができます。
負けているレーンの周りが暗く、相手のWardがありGankが決まりにくい、といったのはこれが理由です。
- Recallタイミングを選べる
Recallタイミングの重要性についてはまた後日詳しく話す予定ですが、主導権を握ることで自分の好きなタイミングでRecallすることが可能になります。相手にミニオンを押し付けた後にRoamなどをせずに、Recallし、ミニオンをできるだけロストせずにレーンに帰ってくる、といったことが容易に可能になります
大きなメリットといえば大体このあたりでしょう。主導権を握ることができればこれだけの有利を得ることができます。逆に言えば主導権を相手に握られてしまうと、これだけの有利を相手に渡してしまうことになります。また、主導権を握ってもその主導権を活かしきれないとあまり意味がありません例えば相手より早く寄れる、という状況を作り出しても何も起こらずにそのまま試合時間が伸びて、時間がたつにつれ相手のほうが有利になるマッチアップの場合、それ以降何もできずに負けてしまうこともあります。視界の面で有利をとれるといっても相手のワードを壊さなかったり、トリンケットを置かなければGankを受けてしまったり、仲間のJunglerがどこにいるのか、ということを相手に悟られてしまい、同じように時間が無駄に過ぎて行ってしまいます。
なので主導権を握った際には、これらのメリットを活かす必要があります。次回は主導権の活かし方、について触れていきます
まとめ
- 主導権を握った際のメリット
- 早く動ける
- 早く寄れる
- トレードで有利
- 視界で有利
- Recallタイミングで有利
- 活かさないと意味がない!
最後に
主導権を握った際のメリットについて今回は触れました。レーン戦で勝てるマッチアップになると、このメリットをまず理解して動くことが非常に重要になってきます。なので主導権を握った際どんな得があるのか、ということをしっかりと把握しておきましょう