はうちゃれ ~How To Be A Challenger~

元プロ、チャレンジャー常連が送るアイアン~グランドマスターを対象とした LOL (League of Legends)の 攻略 ブログです。

ターンの概念を理解する-レーン戦編

はじめに

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 LoLでは主導権という言葉が良く使われますが、同じようにターンという言葉も良く利用されます。今回はそのターンについで触れていきます。このターンの概念を理解することが、ゲームの勝ち負けに1番大事なことです。今回はターンについて簡単に触れていきます。

ターンの概念を理解する

簡単に言えば プッシュしきる=ターンができる といった大雑把な認識で構いません。
主導権は基本的には勝っている状態、ウェーブのコントロールを持っている状態のことを差します。
フリーズできるような状態だったり、スキルを使っていつでも押せるような状態のことです。
ターンというのはウェーブを押し切り相手にウェーブを処理しなければならない状態にし、自分/自分たちが自由に何かできる状態のことです。
具体的な例を出すと「今ロームできる」ような状態です。

FAK vs SHG | Playoffs Stage 2 Day 8 | PCS Spring Split (2024) - YouTub
より
この場面で言えば

がウェーブを押し切ってがウェーブを処理しなければなりません。こういった状態のことをにターンがある、と呼びます。
なので主導権がある=ターンを作れるといった関係にあります。
このターンがあるかどうかの認識、そしてターンをどう使うかが、このゲームで1番大切です。これは全てのレーン、全て時間帯において重要です
ロームするタイミングがわからない、リコールするタイミングがわからない、となっている人が多いです。LoLをやっていき、上手くなるにつれターンの概念が少しずつ分かって来ると思います。こればっかりは今ターンがあるのかどうか、ということを習慣的に考えて慣れていくしかありません。

次にターンの長さについてです。基本的には大砲ミニオンは序盤は処理するのに時間がかかります。基本的にターンの長さ=相手がミニオンを処理し、動けない時間と考えてもらっても構いません。(勿論ミニオンを無視してくる場合もあります)

↑の画像を見て頂けるとわかりますが、大砲ミニオン+多くのミニオンがいます。
ターンの長さ=相手がミニオンを処理し、動けない時間と触れましたが、こういった場合は側に長いターンがある、ということになります。ターンが長ければ長いほど、自分が動ける時間が長いのでロームを行ったり、深くワーディングを置きに行ったりすることが出来ます。

ターンをどう使う?

ターンの概念について触れましたが、次にターンの使い方について説明します。
これについては簡単です。
大きく分けて
ローム/リコール/ターンを維持するために圧迫
の3つになります。
まずロームです。このロームというのはワーディング、ガンクのことも差します。
ーンがある状態でこれらの行動を起こすと、相手はついて来れない場合が多い(ついてきてもスピードの関係やミニオンの損をさせることが出来る)ので基本的には人数差がある状態を生み出すことができ、安全、ファイトになっても有利になる場合が多いです。
ターンを無視してガンクをしても良いですが、そうなった場合はミニオンの損が発生したり、タワープレートを多くとられてしまう場合があるので注意しましょう。

次にリコール、もしくはそのままターンの維持です。ロームは味方の状態にも左右されるので、当然行えない場合もあります。そういった際はこの2つのどちらかを行う場合が多いです。マナ、ヘルス面で心もとないならリコール、どちらも十分ならそのまま次に来たウェーブをプッシュして可能な限りターンの維持をしましょう。
これを行うことで、ドラゴン、ヴォイドクラブ、タワーダイブなど何かを行う際に自分が先に寄ることが出来ます。

このターンがある際のアクションですが、それぞれのポジションによって行えるアクションが変わります。Midレーンなら全て行うことがある程度可能です。サポートも同様です。ADCは序盤はロームをしても多くの利益を得ることが出来ない装備の依存度があるのでリコールの選択をする場合が多いです。TopもBotまでローム!ドラゴンに寄る!といったことは序盤からできるわけでもないので、ワーディング、相手のタワーとタワーの間でミニオンを狩る(オーバーファーム、プロキシファームと呼ばれる)ことを行うことが多いです。序盤のゲームの影響力がTopとADCに少ない、と言われる理由がこのターンを有効活用してチームに還元するのが難しい点にあります。

Junglerの人もこのターンをある程度理解していないといけません。
MidとBotにターンがないのにドラゴンに触ってしまったりしてしまうと相手が先に寄ってきて人数差が一時的にできてしまう場合があります。

このように、ターンの概念をある程度理解すれば、人数差を上手く作れたり、自分が損をしないタイミングで何らかのアクションを行うことが出来ます。

最後に大切なのが、こちらがターンを使用した場合、相手のターンに来る場合が多い、ということです。
例を挙げて説明すると、こちらがロームをした場合、当然その間に相手はレーンにきたミニオンをプッシュすることが出来ます。そうなった場合自分はその押されたウェーブを処理しないといけないので、相手が自由に動ける時間が出来ます。
これが"ターン"と呼ばれる要因です。リコールをした場合も同じです。
上手ければ上手い人ほど相手にターンを渡しませんが、基本的には相手にターンが行くのは仕方ありません。その時はしっかりとチームにピンなどを鳴らして相手がロームする可能性がある、といったことを伝えましょう。

まとめ

  • ターンの概念を理解しよう
  • ターン=プッシュしきる
  • このゲームにおいて1番大切
  • ターンには長さがある
  • ポジションによってターンの使い方が変わる
  • ターンを使うと相手のターンになる

最後に

ターンの概念はとても重要です。これを理解していないとローム、リコールタイミングがおかしくなってしまったり、無理なアクションをして相手に倒されてしまったりします。ゲームをしながら今どちらのターンなんだろう、ということを考えながらやると自然に理解できるようになってくると思います